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瀬戸内海に面する小さな漁村。そこは子供も少なく一学年数名程度の所謂『限界集落』と言うところだった。 周りは皆都会に憧れ村を出ようとばかり考えている。当然だ。こんな所に至って夢も希望もない。何も楽しいものはない。俺も御多分に洩れずそう考える若者の一人だった。 「春ちゃん」 「あ、秋姉」 下駄箱に靴をしまっていると廊下から優しい声が聞こえてきた。春ちゃん、そう俺を読んだのは一学年上の幼馴染、隣の家の秋子姉ちゃんだった。 「どうしたの? 今日は早いね」 「春ちゃんと一緒に帰りたかったから」 そう言って秋姉は杖をつきながらヒョコヒョコと一生懸命俺の元へと歩いて来た。 「……」 杖と体で上手くバランスを取りながら、上手く動かない足を引きずるようにしてゆっくり進むのだ。 俺はそんな秋姉の姿を見る度に胸が苦しくなる。 「お待たせっ、春ちゃん。ごめんね歩くの遅くて」 「い、良いんだよ。別に暇だし」 秋姉は足が不自由だった。だが生まれつきそうだった訳じゃない。 俺のせいでそうなったのだ。 ガキの頃漁師の親父に憧れて海で遊んでいた時、綺麗なクラゲを触ろうとして秋姉に止められたのが事の発端だった。 俺は何も知らないガキのくせに親父の手前知ったかぶりをしたくて、女の秋姉に止められたのが悔しかったのか暴れて、そして……。 「良いのかよ? いつもみたいに図書室で本読んでかなくて」 「今日は春ちゃん部活無いって聞いてたから、これで良いの」 「ふーん」 クラゲの毒で一週間生死の境を彷徨った秋姉は何とか命は助かった。 だけどその時の後遺症で下半身に麻痺が残ってしてしまって、それ以来ずっと足は不自由なままだ。 「……」 「春ちゃん、今度の大会どう? 今度は勝てそう?」 「ま、一回戦くらいはね」 「二回戦は?」 「それ以上勝った事無いからわかんないよ」 秋姉はリハビリを頑張ったが医者はこれ以上良くなる可能性は低いと言った。 秋姉は一生このままだ。 「じゃあ私、春ちゃんが勝てるように応援に行ってあげるわ。お弁当はカツが良いかしら」 「でも会場遠いよ。いいよ、無理して応援に来てくれなくてもさ。どうせ負けるだろうし」 「そんな事ないよ。春ちゃんいつも頑張ってるもの、きっと勝てるわ」 「頑張ったって……」 そう言いかけて俺は続く言葉を飲み込んだ。 どのツラ下げて秋姉にそんな事が言える?『どうせ頑張ったって無理なものは無理』だなんて。 「……っ」 秋姉は優しすぎる。普通だったら自分をそんな体にした俺を憎むもんじゃないのか? 「頑張ってればいつか願いは叶うわ。いつか、必ず……」 秋姉は俺を励ますように言った。 だが俺にはそれが呪いの言葉にしか聞こえないのだ。 決して叶わない願いなんか願うだけ苦しむだけじゃないか。それなのにどうして秋姉はそんなに笑顔でいられるんだよ。そう思わずには居られなかった。 「あ、春にぃー、秋姉ー」 その時、背後から元気な声が聞こえてきた。 地をかける音と俺たち二人を呼ぶ声は明るく軽やかだ。 「夏実ぃ、お前今日ゴミ出し当番じゃなかったのかよ?」 「へへへ、ダッシュで済ませてきちゃったよーん」 そう言うと夏実は秋葉の横に並び、その肩にかかった鞄を指差して秋姉に声を掛けた。 「秋姉、これ私が持ってあげる」 「え? い、いいわ悪いし」 「遠慮しないでっ。さぁ」 「じゃあ……」 秋姉が申し訳なさそうに夏実に鞄を渡すと、夏実はまた急いで俺の横に来てこう言うのだ。 「もー、どーして春にぃこーゆーの持ってあげないかなぁ? そんなんじゃ女の子にモテないよー」 「勝手に言って――痛って」 すると突然、夏実が俺の太ももに自分の鞄をぶつけて来た。 「へへー」 「やったなー、こらっ待てこのイタズラボウズー!」 「ボウズじゃないもーん!」 逃げる夏実の後を追って捕まえる俺。そんなじゃれ合う二人を見て、秋姉はその場に立ち尽くしたままポツリと呟く。 「他の子になんて……モテなくたって良いわ……」 秋姉の杖を握る手が震えていた。 ある日、この狭い村に珍しい客が二つも訪ねてきた。 「異世界の幽霊船だってよ」 「本物の幽霊船なんでしょ? 怖いわー」 「テレビが来てるって! テレビっ!」 「漁ができゃしねぇ。ったく」 この村唯一の浜辺である唯ヶ浜に異世界ゲートから幽霊船がやってきたのだ。 異世界と繋がって二十余年、ポートアイランドは賑わっていたが、その波に乗り遅れた市町村は昔と何ら変わらぬ生活を送っている。 いや、過疎化と高齢化が進み状況が悪くなっている所もあるくらいだ。この村もそんな村の一つだった。 「ねぇねぇ、秋姉春兄。幽霊船見に行ってみようよ」 「別に良いけど……」 そんな淋しい村に訪れたイベントに、まだ高校に入ったばかりの夏実は興味津々だった。 ただでさえ娯楽の少ない村だ。珍しい物が来たのなら嫌でも話題になると言うもの。正直俺も少し見てみたい。みたいが……。 「私のことなら気にしないで。後で教えてくれればそれで十分だわ」 秋姉は俺達を気遣ってそう言った。 足場の悪い砂浜、まして人ごみの中に行くなんて秋姉にとって危険すぎる事だ。 もちろん夏実も悪気があってそう言って訳じゃない事くらい分かっているが、俺が夏実に少し注意しようした時、夏実が先に口を開いた。 「遠くから見れば平気だよ。それに秋姉には春兄がついてるじゃん」 夏実が秋姉に向かってウインクする。 その事によく分からなかったが秋姉が顔を赤くして珍しく「もー!」と怒って見せた。 夏実が「早く早く」と俺と秋姉を急かすように先に行ってしまったので、俺達二人も仕方なく夏実の提案に載る事にする。 秋姉が頑張って杖と体重移動で急ごうとしたので、俺は秋姉が転ばないように手を取って横を支えてあげた。 こんな時いつも秋姉は「ありがとう春ちゃん」と言ってくれるのだが、俺にとってこれはして当然の事なのだ。 こうする事で俺のせいでこうなってしまった秋姉への、せめてもの罪滅ぼしが出来るのなら。 俺達三人が向かったのは件の幽霊船が漂着した砂浜を、少し遠目に見る事ができる小高い丘のような場所だった。 遠くには大きな木造の、いかにも幽霊が出そうなボロボロの舟が砂浜に乗り上げ留まっている。 「おっきい船だね~。海賊船みたい」 「まるで大航海時代の木造艦みたいね」 「でもこんな昼間にあんな人だかりの中じゃ、幽霊船ってよりただのボロ舟って感じだな」 俺達がそれぞれ感想を言い合って船と周りに出来たテレビ局のクルーと思われる人々や、それを見物に来た野次馬の群れを見ていると妙な声が聞こえてきた。 『もし』 「え? 春兄なんか言った?」 「いや、夏実こそ何か言ったか?」 「二人ともどうしたの? 何か聞こえるの?」 『もし』 その声は男のような女のような、どこから聞こえるのか方角も距離も分からない不思議な声だった。 ともすれば簡単に聞き流してしまいそうな声だったが、俺達はその声をハッキリ聞いたのだ。 『異世界のお方、どうか私の願いを聞いて下さい。私を助けて下さい』 願いを聞けとは、助けてくれとはどう言う意味か。 声の主も分からないのに迂闊に返事など出来る筈がない。ただ気になったのは俺達を「異世界のお方」と呼んだ事だ。地球を異世界と呼ぶと言う事はつまり……。 「ひょっとしてあんた、異世界の人か?」 俺はいきなり確信を付いた。 『そうです。私はあなた方が異世界と呼ぶ所から来た者です』 声の主はあっさり答えた。だがこれだけ会話しているにも拘らず、未だに姿も場所も分からない。俺は何となく胡散臭さを感じていた。 夏実と秋姉も不安そうに俺の顔を見ている。姿の見えない相手に恐怖しているのだろう。当然の反応か。 「お願いをしたいならまず姿を見せて名乗ったらどうなんだ?」 『それが、そうできないのが辛い所なのです。私はスラヴィアと言う国からあの船に乗ってやって来ました。いえ、やって来させられたと言った方が正確かもしれません』 「つまりどう言う事だ? いまいち話が分からないな」 『えぇ、では順を追ってご説明すると……』 声の主はそう言うといきなり静かになった。 どこに消えたのか?いったい何をしているのか?俺達が緊張して周囲を警戒していると、突然一匹の小鳥が秋姉の肩に留まったのだ。 「ワタシハユーレイノスラヴィアンナノデス。ダカラアナタガタニハミエナカッタノデス」 「うわ! 小鳥が喋った!?」 「綺麗な鳥ー! 可愛くない?」 「セキセイインコね。はじめまして、私は遠藤秋葉」 「私はねー、近野夏実って言うんだよー。よろしくね」 「狭間千春だ。あんたは?」 「ワタシハ『ヴィンター』。アノフネデボトムズヲヤラサレテイル」 「ボトムズ?」 聞き慣れない単語に俺と夏実は顔を見合わせた。ボトムとは英語で底の事だが、ボトムズとは一体? こんな時頼りになるのは沢山本を読んでいて物知りな秋姉だ。俺と夏実は秋姉にSOSの視線を送った。 「ボトムズって言うのは船底でオールを漕ぐ、一種の奴隷みたいな人達の事よ」 「ソウ、ワタシハアノフネノドレイナノダ」 「奴隷!? そんなのが許されてるってのか?」 「酷い……もしかしてヴィンターさん、逃げ出して来たの?」 「……」 そう言った夏実の質問に、ヴィンターと名乗ったこのスラヴィアンは項垂れるように無言の返答をした。 そう言えば映画か何かで見た事がある。船底で鞭打たれながらオールを漕がされる奴隷達の映像を。 もしそれが本当の事なら同情を禁じえないのは確かだ。だが今の話を鵜呑みにしてしまって良いものか。俺は少し悩んだ。 「なぁ、やっぱりこれ向こうに知らせた方が良いんじゃ」 「ヤ! ヤメテクレ!」 俺がそう言うとヴィンターは秋姉の肩から飛び上がり、頭上をあわてて旋回しながら叫んだ。 「ミツカレバワタシハマタ、シヌコトノナイキョウセイロウドウニモドサレテシマウ! タノム! タスケテクレ! タノム!」 「な、何か可哀想だよ春兄……助けてあげられないの?」 「けどそれで国際問題? とかになったら俺達責任取れないし」 必死の訴えに心が揺らぎかけるが、もしかしたら俺達を騙す為の演技かもしれない。目的は何か他にあって、俺達を利用しようとしているだけなのかも。 そう考える俺の耳に、信じられない言葉が飛び込んできたのは、ヴィンターが再び秋姉の肩に留まった時の事だった。 「ソウダ! ワタシヲカクマッテクレタラキミノアシヲナオシテアゲヨウ」 「え?」 君、秋姉の足を治す。 余りに突然舞い込んだヴィンターの一言に俺たち3人はピタリと止まった。 医者もサジを投げた秋姉の足を治すなんて、苦し紛れについた嘘か?でもそんな嘘すぐにバレる。それでは取引材料にならない。じゃあもしかして本当に? 俺達の逡巡する様子を見て、ヴィンターが更に言葉を続けた。 「イマキミタチガミテイルトオリ、ワタシハトリツイタモノヲアヤツルコトガデキル。ソレヲオウヨウスレバカンタンナコトダ」 確かにヴィンターは今インコに乗り移って操っている。だが……。 「モチロンアキハヲアヤツルヨウナコトハシナイ。ニンゲンホドハッキリシタイシキノモノハ、アヤツレナイカラダ。ダガオノレノイシキノオヨバナイアシナラアヤツレル」 ヴィンターの説明に納得してしまう俺。 匿うお礼に足を操って歩かせてあげようと言う事か。秋姉が元気に歩く姿を想像して俺の心は嫌が応にも高まってしまう。 俺のせいで一生足が不自由になってしまった秋姉。取り返しのつかない罪を犯してしまったとずっと自分が許せなかった。 その贖罪が今……そう考えた俺の横から、ずっと黙っていた秋姉の声が聞こえた。 「それは、貴方が私に取り憑いている間だけの話でしょうか?」 そうだ、あまりに上手い話だった為に気づかなかった。 ヴィンターが取り憑いている間だけしか治らないのでは治すとは言えないじゃないか。 やはり騙す気だったのかと思い俺がインコに手を伸ばすと、インコのヴィンターは空に逃げて上を旋回しながら言った。 「ワタシノチカラデシンケイヤキンニクガカッセイカサレレバ、アトハヒトリデモクンレンデカイフクスルハズダ」 「足が……足が治る」 秋姉は表情にこそ出さなかったが、足が治るかもしれない可能性にたまらなく惹かれているようだった。 医者に治らないと告げられた足が再び自由に動くようになるのなら、奇跡だって何だって信じてみたくなると言うものだ。 「分かった、匿おう」 「春ちゃん!?」 「春兄、良いの?」 俺の突然変わった態度に驚く二人。その反応は当然のものだろう。 だが、俺達は今可能性を示されたのだ。そして少なくとも秋姉はその可能性を信じたがっている。 なら俺はその願いを全力で応援して上げるしかない。それがせめてもの俺の罪滅ぼしの気持ちだった。 「アリガトウ。ケンメイナハンダンニカンシャスル」 再び秋姉の肩に戻ったヴィンターが謝辞を述べる。 だが俺も流石に無保険で初対面の相手を信じる程お人好しじゃあない。喜ぶヴィンターに向かって俺はこう付け加えた。 「けど、もしあんたが俺達を騙しているとわかった時は、俺はすぐにでも入国管理官に通報する」 「ダイジョウブダ、シンヨウシテクレ。キミタチニハケッシテメイワクヲカケナイツモリダ」 「よし、なら期間を知りたい。俺達はいつまであんたを匿ってれば良い?」 「ソレハモチロンユウレイセンガアチラニカエルマデダ」 「分かった」 するとヴィンターの入ったセキセイインコが秋姉の肩の上でブルブルと震え始めた。 「サッソクアキハニテンイスルトシヨウ。ワルイガスコシササエテイテクレナイカ」 「う、うん」 夏実が秋姉の肩のセキセイインコを優しく手で包み込んだ。そして数瞬の後、夏実の手からインコが飛び立って行ったかと思った時、奇跡が起きた。 「秋姉、何か変わった所ある?」 「よく分からないけど、何だか足がポカポカと温かい気がするわ」 「それってヴィンターが足に宿ったのかな? ねぇ秋姉、もう歩ける?」 「わ、分からないわ……私……」 急に歩けると言われても恐くて試せないのも当然だ。困った顔で杖を手放せない秋姉に、俺は正面から手を伸ばした。 「大丈夫、もし倒れそうになっても絶対俺が支えるから」 「春ちゃん……うん、分かったわ。お姉ちゃん頑張る」 もう今の俺は昔のように守られるだけの弱いガキじゃない。今こそ秋姉を助けて秋姉の役に立つ時だ。 夏実が見守る中、秋姉は恐る恐る杖を離して俺の手を求めるように両手を伸ばして一歩、二歩と前進した。 「歩いてるっ。私歩いてるわ!」 「やったー! 良かったね秋姉!」 「秋姉おめでとう。本当に良かった……本当に」 秋姉を体ごと受け止めた俺は、思わずそのまま秋姉を抱きしめてしまった。だって秋姉が歩いた姿を見て、俺は涙を我慢する事が出来なかったからだ。 そんな俺の背中を、秋姉はポンポンと優しく叩いてこう言うのだ。 「泣きたいのお姉ちゃんの方だわ。だってこれで私……私……」 秋姉も涙を浮かべて自分の身に起きた奇跡を喜んでいる。夏実も同じだ。 こうして幽霊船をキッカケに訪れた小さな奇跡。その意味をまだ俺達は知らないでいた……。 いつしか日も暮れて真っ赤な地面に長い影が伸びる頃、俺たち三人は並んで歩いていた。 やがて最初に夏実の家が近づき、手を振りながら元気な少女は家へと入ってゆく。 俺と秋姉の家まであと百数十m。まっすぐ帰ろうとする俺の手を、柔らかくて細い指が呼び止めた。 「待って」 「ん?」 秋姉はそう言うと道の真ん中で止まってしまった。疲れたのだろうか?秋姉の後ろから射す夕陽に照らされて表情は読めない。 「春ちゃん、少しゆっくり歩こ?」 「いいよ、分かった」 そう言って秋姉は何と俺の手を握って横に並び歩いてきた。 夕陽に照らされた顔は紅く、無言で下を向いて歩いている。俺も無言だ。お互い何も言わない。 肌寒い空気の中手に感じた体温がやけに暖かくて、僅か百mあまりの時間が永遠に思えた。 今まで語られてきた世界観をスラヴィアを上手く使い王道を見せた素晴らしい導入だった。世の中そんなにご都合とはいかない秋姉をめぐる環境と最後にすこし匂わせた伏線のような一片など次回への期待が高まる -- (とっしー) 2013-12-20 23 16 40 作中に漂う空気切ないが切ない。とくに悲しい出来事がくると予感させる秋姉が -- (名無しさん) 2013-12-21 23 40 37 重い過去から続いた関係と感情を思うとぐっと胸に突き刺さるものがありました。ファンタジーだけでなく医学にも通じるスラヴィアンの能力に種族関係の発展にプラスになりそうと思いました。情緒ある語りもぐっときます -- (名無しさん) 2019-03-24 17 52 17 名前 コメント すべてのコメントを見る
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「遠山秋葉さん……ですね?」 私が浜の外で春ちゃん達を見ていると声をかけてくる人がいた。 声の方を振り返って見ると中等部の制服の女子が一人。こないだ校舎の玄関で私の方をじっと見てきた……確か外村小雪、と言う娘だ。 私の中に匿っているヴィンターを追って来た者かも知れない相手。ただまだ断定はできない。私は慎重に言葉を選んで会話する事にした。 「はじめまして。私は外村小雪と言います。貴女と少しお話ししたい事があってまいりました」 「何の用でしょう?」 「最近この辺りで何か妙な者を見た……と言う事がありませんでしたか?」 外村小雪はその歳に似合わない言葉遣いで私に妙な事を聞いてきた。 態度や言葉で分かる。この娘は私がヴィンターを匿っているかもしれないと疑っている。だから何か誘導尋問にかけようとしているのだ。 私はそうして相手の思惑が見え透いていたから、敢えて優しい態度は取らず、どちらかと言えばつっけんどんな態度で接しようと思った。 「……いいえ、そんな事ないわ。それがどうかしたの?」 「いえ、知らなければ良いんです。いや、むしろ知らない方が良い」 「何なのいったい。あなた探偵さんか何か?」 「まぁそんな所です」 そんな所です、か。白々しい態度。 こちらの誘導にも引っかからないこの娘が、普通の中等部の女子じゃない事くらい私でも分かる。 でもその事を態度に出してしまったら、それは私がヴィンターの存在を知っている事に繋がってしまう。 余計な情報を与えない為、私は相手に興味ないと言った風な態度で視線を浜辺に要る春ちゃん達に戻した。 「所で秋葉さん。お友達と一緒にあちらに行かなくて良いのですか?」 「私はこの通り足が悪いから、砂浜には行けないのよ」 「これは失礼」 私が杖を持っている事を見ればそのくらい分かる筈なのに、この子は私に敢えてそんな事を言って来るのだ。 私を怒らせようとしているのだろうか。 心に込み上げた少しばかりの怒りを飲み込んで、私は杖を置き直し少し体勢を整えた。 岩場に座り込むのは大変だ。お尻はゴツゴツ痛いしなかなか安定した体勢を取れない。体を支える為に私は、腕を使って岩場にバランスを取っている。 足が動けばこんな苦労しなくて済むのに……足が動けば春ちゃん達と一緒にあの浜に行って、みんなと一緒の思い出が作れるのに。 そのチャンスをもう私は掴みかけているのに。 「どうもありがとうございました。ご協力感謝します」 「いいえ、どう致しまして」 この追っ手さえいなければ、私は歩く練習をして奇跡が起こったと言って自分の足で自由に歩き回る事ができたかもしれないのに。 春ちゃんにおいて行かれて、今にも駆け出して追いつきたい衝動を必死で堪えている私の気持ちなんて、誰も解ってくれないに決まっている。 だから私は何としてもヴィンターを隠し切って奇跡を手に入れるのだ。 例えどんな犠牲を払っても……。 「そうそう、最近この辺りで妙な事件が続いています。夜一人の時は注意した方が良いですよ」 「よく分からないけれど、ご忠告感謝するわ」 「ではまた、いずれ」 最後に外村小雪はそう言い残して浜から離れていった。 最近立て続けに起こっている事件を匂わせて私に「夜道に気をつけろ」と言って来たのだ。 これは明確な脅しだ。犯人はスラヴィアンの追っ手であの外村小雪なんだ。でもその証拠は何も無いし私がそれに気付いてしまったら私とヴィンターの関係も知られてしまう。 徐々に小さくなってゆく外村小雪の背中を見つめながら、私は小さく歯がみした。 「あ、二人が離れたよ」 「しっ、ジロジロ見るな。知らん振りしてろ」 「うん」 人混みの中から秋姉の方を窺っていた俺達は、外村小雪が何もせず秋姉から離れて行った事を確認して安堵した。 二人がどんな話をしていたのか、後で秋姉に聞くまで不安は残るが取り敢えずは一難去ったと言った所か。 「……もう居なくなったね」 いつの間にか俺の袖を掴んで陰に隠れていた夏実がそう言った。 外村小雪はこの浜に立ち入る事無く去って行った。用があったのは秋姉だけなのか?いまいち意図が読めない行動に疑問が残る。 ただこれで俺の中にあった疑惑はより明確な形を以って根付いた事は言うまでもない。 「これで決まりだな。外村小雪、あの娘に追っ手のスラヴィアンが憑依してる」 「うん、そうだね」 「幽霊船からの追っ手はあいつだけじゃないかも知れない。まだまだ油断ならないぞ」 「何人追っ手が居るんだろう? あたし怖いよ春兄……」 「大丈夫だ。俺と秋姉がついてる」 「う、うん……」 不安がる夏実の手を握って俺は秋姉の方を向いた。 秋姉がこっちを見ている。手を振ってきた秋姉の顔は明るいものだ。その笑顔に俺は僅かばかりの安心を貰った。 「おい千春! 今あっちでカメラ回してるぞ。チャンスだ!」 「おう、今行く――ってすげぇ迷惑そう!?」 「構うもんか! 早くしないと逃げられちまうぞ」 「それ俺達のせいじゃね?」 そこに旧友の鴨飼が声をかけてきた。俺達がこんなピンチなのに周りはのん気なものだ。 村で事件が起こったが、まだ自分の身にも災いが降りかかると思っている奴など一人もいないようだった。 それも当然か、俺達学生達にとっては、少しの危険など好奇心を煽るだけのスパイスにしかならないのだから。 「なっちー、私達も行こうよっ」 「うん。あれ? ちーちゃんは?」 「もう行ってるよー。あたし達乗り遅れちゃう~」 「じゃあ走ろうっ」 俺が誘われたのとほぼ同時に夏実もクラスの友達に誘われたようだ。 今は不安がるよりこうして同級生と騒いでいる方が良いだろう。下手に逃げ隠れすればそれだけ怪しくなるし悟られる事も多い。 俺は夏実の肩をポンと叩き「じゃあな」と言い分かれた。テレビ局のカメラはあっちだ。 「何なんですかねここの子供達は。すげぇ邪魔なんすけど」 「こんな所だから娯楽が少ないんだろ」 その頃、テレビスタッフは学生達の妨害にウンザリしていた。 仕事でも無ければ一生来る事も無いような辺鄙な村で不気味な仕事をさせられているのに、暇人の子供達に邪魔をされて不機嫌だった。 「あっちでテープ入れないで適当にカメラ回してる振りして来い」 「えー、俺囮っすか? 勘弁して下さいよ~」 「いいから行って来い! 後でコーヒー奢ってやっから」 「へーい」 そんな子供を騙くらかすために大人が一芝居打つようだ。 面倒な仕事とやる気無く仕事している二人。終わったらさっさと帰るつもりのこの二人が恐ろしい目に遭おうとは、この時はまだ夢にも思っていなかったのだった。 「それにしても不気味な船っすね」 その夜、テレビスタッフの海原と舟木は今日も気の乗らない残業に嫌々従事していた。 「夜にこんな船近寄りたくないんすけどねー」 「バーカ、夜で不気味だからネタになんだろーが。つべこべ言わずさっさと来い」 「へーい」 理由は夜の収録だけでは画が足りないと言うディレクターの言葉だった。 幽霊船が漂着して二十日経ったが、不気味な事件は起こるものの幽霊船自体は外見上何の変化も無いまま、ただそこにあり続けるだけ。 調べても何も分からない。幽霊船は変化なし。この不気味な怪事件で視聴率を取るには、いかにもな「不気味な画」が必要だったのだ。 「タレントは良いっすよねー自分の番終わったらさっさと寝ちまうんだから。もー少し絵が欲しいって、さっき居る間に撮って欲しいっすよ」 「AD兼カメラマンから出世したら開放されっから、それまで我慢なー我慢我慢」 「ちぇー」 不気味で恐い画を撮る為とは言え誰もそんな所に自分から行きたいと思う奴などいない。現に夜の幽霊船には地元の不良でさえ近づいていないのだ。 そんな嫌な仕事をしていた二人が心の中で「何も起きないでくれ」と仕事の目的に反した事を祈りつつ夜道を進んでいると、道の先に微かに人影が見え始めた。 「ん? おいあれ。人影じゃねーか」 「え!? い、いやっすねー先輩。脅かさないでほしいっすよ」 「いやマジだよ。あっちに光当ててくれ。ほら早く」 「まーじっすかー? マジ人影? うわーナンマイダーナンマイダー」 その場で逃げ出そうかとも考えたが、これだけの画を撮れば目的達成、残業は終了出来る筈だ。 そんな思いが二人の歩みを進ませた。 「おん……な?」 暗い夜道を雲から覗いた月明かりが照らし出す。 するとそこには寝巻きと思しき格好の女性が二人に背中を向けてしゃがみ込んでいたのだ。 「どうしてこんな時間こんな場所に? それにその格好、一体どうしたんだ?」 「女子高生くらいっすかね……何か犯罪臭くないっすか? これ」 女が一人でこんな時間にこんな場所に居るだけでもおかしいのに、格好が寝巻きのままとは尚怪しい。 幽霊云々より何か犯罪の臭いを嗅ぎつけた先輩AD海原が、女に近寄ってその肩を叩いた。 「おい、あんたどうしたんだこんな所で? 何かあったのか?」 「怖いのは嫌っすよー俺」 「バカ。だからってほっとけねーだろこんなの」 それを後ろで見つつ後輩AD舟木は、何かあったら一人で逃げるつもりと言うような軽薄な態度でそう言った。 そんな後輩の態度に若干腹を立てつつ、海原は更に女に声をかけた。すると……。 「お、おい……え? な、何だお前? 一体何のつもりなんだ?」 女は何も言わず立ち上がり、何と上着をめくり上げ柔肌を二人に見せ始めた。その手はやがて自分の胸と下腹部へと伸びて行き、淫靡に動かし始めるのだ。 「先輩。これもしかして誘われてるんじゃないっすかね? 俺達」 「まさか……あ、おいっ」 「へへへっ」 舟木はそう言うと今度はさっさと女に近づいて行き、無作法に無遠慮にその豊かな乳房を鷲掴みにした。 それを見た海原は止めようと声を出そうとしたが、女は胸を揉まれるまま無言で腰をくねらせている。海原は出かかった言葉を飲み込んだ。 「先輩もどーっすか? さいこーっすよ。へへっ」 「……」 抵抗しない女に調子に乗った舟木は、その手を遂に女の腹部から下へと伸ばしていった。すると。 「ぎゃああああああああああ!」 突然の悲鳴。 舟木は弾かれる様に女から離れ尻餅をついた。 そして激痛を感じた右手を見てみると、その手はまるでミイラのようにクシャクシャにしわ枯れて、己の意志では動かなくなってしまっていたのだ。 「うわっ! 何だお前!? 何だ何だっ!」 あまりの痛みとショックに右手を押さえ地面をもんどりうって転げまわる舟木を前に、海原は世にも恐ろしいものを見ていた。 『ば、化け物! わああぁぁぁぁっぁぁああああああ!!』 夜の海岸線に二人の悲鳴がこだまする。 静かな森を悲鳴は遠く遠く響いて行ったが、村でその悲鳴を聞こえた者は誰一人居なかったと言う。 「な、何か凄い事になってきたね……」 「あぁ……」 翌日、俺は学校で第三の事件が発生した事を知った。 その噂はすぐ学校中に広がり、再び学生達の話題は怪事件の話で持ち切りとなったのだ。 その日は何事も無く授業を終え、いつもの放課後が始まった、と思っていた。 『ピンポンパンポーン』 突然村役場のスピーカーから知らせを伝える時のチャイムが聞こえた。 『えー三年坂村よりお知らせです 現在 当村で 事件が多発しております 大変危険ですので 夜間の出歩きは 自重して下さい』 こう言う放送独特の言葉を途中途中で切りながら喋る話し方で発表された事は、ある意味予想出来ていた内容の話だった。 『三年坂村役場より お知らせでした ピンポンパンポーン』 事ここに至れば当然の放送だろう。いや、これでも遅いくらいだ。 ホームルームの終わり際に聞こえてきたその放送を聴き、先生がクラス全員に注意を呼びかける。 「えーみんなも知っての通り、今村で謎の怪事件が起きている。全員、夜間の出歩きは絶対しないように。いいな」 先生方には既にこの放送がある事が伝わっていたのだろう。 何にせよマジで危ない事がこの村で起きている事は事実だ。俺の二年生クラスには、今回ばかりは大人の忠告を破ろうと言う者は居なさそうだった。 ただ好奇心は刺激され、クラスのあちこちで白熱した議論が始まる。 「いよいよきな臭い事になってきたな」 「犯人は幽霊なのかな? だから警察もすぐに犯人逮捕できないのかな」 「異世界の住人が犯人だった場合、国際問題とかに発展するのかね」 「それよりさっさと幽霊船なんか追い返しちまえば良いのによー。何で放っといてるんだ? あれ」 「もーやだー」 下駄箱までの廊下でもそこかしこで生徒達が溜まり井戸端会議に花を咲かせている。 そんな中、俺は秋姉と合流し一緒に校門をくぐっていた。 「かなり大事になってきたわね」 門を出て暫くした所で秋姉がそう呟いた。 「あの外村って娘の事も気がかりだけど……どうしたの? 春ちゃん」 秋姉が昨日浜辺で話しかけられた外村小雪と言う後輩の事を言っているが、俺はどこかぼうっとして秋姉の話をちゃんと聞けて居なかった。 その事に気付いた秋姉が俺を呼ぶ。 確かに外村小雪の動向は気になる。気になるが俺にはそれ以上に気になる事があったのだ。 「いや、ヴィンターの追っ手が村のみんなを襲ってて……無関係な人達を巻き込んじゃってるな、って」 「あっ……」 俺は秋姉の呼びかけに応じ考え無しにそう呟いてしまう。 俺の言葉を聞いて秋姉が言葉を詰まらせた時、俺はハッとして秋姉の方を振り向いたのだ。 「いやっ! 秋姉は悪くないんだ! むしろ俺が――」 「……」 いつも笑顔の秋姉を曇らせてしまった。俺はそんな後悔とも罪悪感とも言える感情に胸を締め付けられる。 そうじゃないだろ狭間千春。秋姉は自分のせいとか俺のせいとか、そんな言葉は求めちゃ居ない。それが解っていながら俺はまた秋姉を困らせてしまったのか。 「……ごめん。俺達三人の問題だ、三人で解決しよう」 「うん」 秋姉の手を握って俺はそう伝えた。 握り返してきた手の温もりに、俺はやっと少し安堵感を得る。 そうだ、俺は秋姉を歩けなくしてしまった時、そしてヴィンターを匿った時、秋姉に償うと、守ると決めたのだ。それが俺の罪滅ぼしなのだから。 「そう言えば夏実は?」 「いつも向こうから来てくれるのに……春ちゃん呼びに行かなかったの?」 「う、うん……」 その時、俺はふとこの場に居ない夏見の事が気になって話題に出してみた。 いつもは俺と秋姉がゆっくり歩いて下駄箱に向かっている途中、猛然と廊下を走って追いかけてくるのに今日はそれが無かったからだ。 深く考えず探しにも行かなかったが、もし外村小雪が何かして夏実に何か仕掛けようとしているとしたら? 「あ、狭間先輩に遠山先輩。どうかしましたか?」 俺が夏実を捜そうと携帯をポケットから出した所、横を丁度良く1年の娘が通りかかった。 丁度良い所に来たと俺はこの娘に質問しようとしたが、それより早く秋姉が夏実の事を1年生の娘に聞いた。 「夏ちゃんどこ行ったか知らないかしら」 「なっちならさっき中等部の娘と帰りましたけど。外村さんって言ったかな」 『え!?』 最悪の想像が現実となってしまう。 外村小雪は今度は夏実に手を伸ばしてきたのだ。秋姉を突いて何も出ないと分かるや今度は夏実に矛先を変える。 何とも鮮やかで小憎たらしい追っ手だ。 「ありがとう。じゃ」 「あ、はい」 俺はそう言うと再び携帯を取り出して夏実を呼び出してみる。場所を聞きたかったのだが惜しくも既に圏外だ。 「秋姉ごめん! 一人で帰ってて。俺ちょっと夏実探してくるから」 「あ、春ちゃん待って――!」 俺は秋姉の言葉も待たずに飛び出した。この村で圏外になって人気も少ない所は砂浜の方だ。きっとそこに夏実は居る。 駆け出した俺の背中を見つめ、秋姉は急ごうとして急げなかった足を引きずりながら、伸ばした手を力無く下に落としたのだった。 場面場面の構成がとってもドラマ的。浜辺の村・異世界からの来訪者・それぞれの思いの重ね方が上手いと思う。しかしエロは身を滅ぼす! -- (名無しさん) 2014-01-27 23 09 11 エロは死亡フラグってテンプレではあるけど、状況からFa○eのあのルートを思い出す -- (名無しさん) 2014-01-29 20 43 08 名前 コメント すべてのコメントを見る
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お散歩日記 おはようございます、はじめまして 楽しいことがあったときは ブログに書いて 時々読み直してみて 幸せな気持ちに浸っていたいウキウキ♪o(^-^ o )(o ^-^)o そんな私の気ままなブログです 続けられるようにしたいです
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作詞:risou 作曲:risou 編曲:risou 歌:初音ミク 翻譯:89 如果還有再見的話 現在想想,後悔的事大概只有兩個吧。 沒法把生日禮物給你的事。 想穿給你看的衣服,也已派不上用場的事。 不得不跟你道別的事。 啊啊,這就第三個啦。 嘛隨便啦。 都怪你,我才不得不收拾屋子。 本來就沒什麼時間,你看看你幹的是什麼好事啊。 但冬日愈漸寒冷,若再談起那種話題 下次是絕對會哭的。等到春天不行嗎? 算了算了,要是沐浴在春日暖陽下 就算是你,估計也會不好開口吧 換成夏天好了。淚珠能用汗水來掩飾。 不過我討厭燥熱,所以還是等秋天再說嘛 ...什麼的。都是說著玩的啦。 與你一起度過的36個月裡 半輩子的美好,與一輩子的後悔 穿心而過,生長發芽,緩緩綻放出帶白斑的花。 是只有我這樣嗎。 與你一起生活的36個月中的每一日 是我一輩子的幸運。是不會再有第二次的僥倖。 這永遠不會變的。明天就會把它丟掉的。 現在你只要默默點頭,聽我說就好了。 不可思議的是等時刻已到,眼淚卻沒那麼容易掉下來 對想過實在不行就裝哭不讓你走的自己感到羞恥。 簡簡單單超越內心悲傷的容量 比淚水先從眼中掠過的竟然是「別胡鬧了」什麼的。 我明白。在胡鬧的,是我。 邋遢的睡顏。丟了一隻的襪子。 絕對不會說的「謝謝」 偶爾會給我的一束花 明明就這樣,每分每秒地,過下去了不是嗎? 都一起走了那麼遠不是嗎? 同樣的話題,無論聽幾次都不會膩。 自來水一般的日子。缺乏碳酸的情歌。 就算是失去味道的口香糖我也心甘情願。 與其丟掉還不如一口吞下去,什麼的。 現在想想,後悔的事大概只有兩個吧。 沒法把生日禮物給你的事。 想穿給你看的衣服,也已派不上用場的事。 啊啊。還有還有。 當朋友估計也沒什麼機會見面的事。 我在你心裡的地位,出乎意料地低的事。 想說的話語,想聽的語句,都曾仿佛源源不竭的事。 總而言之就一句話。 我仍喜歡著你。 你留下來的三年份的回憶 我一輩子的美好,我一輩子的幸運 如果還有再見什麼的,明知只是空話卻拼命掙扎。 是你帶給了我這些。不管說幾次也不夠呀。 是一輩子的美好啊。是毫無疑問的幸福啊。 儘管不習慣說出口。儘管無法再見。 最後還是讓我來好好說聲「謝謝」吧。 你也笑一笑吧。 為了讓彼此不必介懷而道出的 表面上的別離 沒有哪句會有意義。 那我先走了。
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「うふふっ」 私の名前は遠山秋葉。ここ三年坂高校で高校3年生をしています。 同級生は7人、下の学年には2年に9人、1年に7人生徒が居て、中等部には20人弱の生徒が居ます。 こんな小さな村ですが、私にとってはとても大切な故郷です。 「明日も頑張って練習するわ。そうすればきっと、また足が動くようになるもの」 私は足が悪くて上手く動かせませんでした。 杖無しでは立っているのも無理なくらいで、でもこの村は車椅子で生活するにはあまりに無理で、私はずっと杖を突きながら頑張って生きてきました。 こうなってしまったのは子供の頃のある事故が原因で、お医者様には一生治らないだろうと言われていました。 「足が動けば春ちゃんに迷惑かけなくてすむわ。足が動けば……」 でも先日、私に奇跡が起こったのです。 村に来た幽霊船から脱走してきたと言う幽霊のヴィンターのおかげで、今は足が動くんです。 と言っても私の足の筋肉はすっかり痩せ衰えてしまっているから、リハビリが必要です。 「春ちゃんどこにも行かないでね? お姉ちゃんを置いて、どこにも行ってしまっては嫌よ?」 私の足がこうなった原因の男の子、狭間千春こと春ちゃんは私に負い目を感じています。 だから私から離れないけれど、でも決して近くもなりません。だから私は恐かったのです。 いつかこの罪を忘れた頃、春ちゃんは私を置いて村の外に出て行ってしまう事が。 「私、一生懸命頑張るわ。きっとすぐ良くなって春ちゃんをビックリさせてあげる」 この足が治れば私はどこにだって着いて行ける。 春ちゃんと私の近くて遠い距離もきっと縮まる。 私はそう信じて頑張ろうと思います。今ならそう信じられるから。 「だから私の事置いて行かないでね。私、春ちゃんとずっと一緒に居たいから……」 私はそう言って春ちゃんの写真立てをギュッと抱きしめた。 今日はもう寝よう。そして明日またリハビリを頑張るのだ。 足が治った時、春ちゃんに伝える言葉を考えながら私は電気を消してベッドに入ったのだった。 「聞いた? 一昨日テレビスタッフの人が何者かに襲われたんだって」 「生気を吸い取られたように痩せ細って入院してるんだってよ」 俺達がヴィンターと奇妙な出会いをしてから数日後、村に事件の知らせが回った。 小さい村である。情報などあっと言う間に村中に知れ渡る。特にこう言った人の興味を引く話題ならなおさらだ。 幽霊船が漂着してから、その幽霊船から出てきた人影は無い。もしかしたら幽霊船ではなく本当にただの無人の漂流船なのではないかと言う話が挙がるほどである。 マスコミも変化の無い幽霊船に飽きて、念の為監視するスタッフを数名残して撤収した後の出来事だった。 「生気を吸うって事はスラヴィアって異世界のゾンビ国家の船かもしれないよ」 「って事は居ないように見えて本当は居るって事? 正真正銘本物の『幽霊船』って事なのかな」 テレビ局は自分の所のスタッフが襲われたと言うのに、それを聞きつけて喜び勇んで浜に戻ってきた。 そして俺達はと言うと……。 「なぁ千春どう思う? 本物の幽霊が来てやったんだと思うか?」 「さぁな。仮に本当に幽霊が居るんなら、そうかもしれないな」 「ちぇ、夢のない奴」 「見た事ないものを居るとは断言できねーよ」 俺達はヴィンターの存在からあの幽霊船が本当の幽霊船である事を知っていた。だけどそれは口が裂けても言えない事実。 もし下手な事を言ってしまえば、もしかしたらそこから俺達がヴィンターを匿っている事が幽霊船にバレかねないからだ。 ヴィンターには秋姉の足が治るまで居てもらわなくちゃいけないんだ。途中で見つかって連れ戻されては敵わない。 「んじゃ、俺帰るわ」 「また秋葉さんの所か?」 「ヒューヒュー、焼けるねー」 「うっせほっとけ」 俺が秋姉の所に行くのはそんなんじゃないのに。 そう思いつつ俺は囃し立てる級友達を後にし、秋姉の待つクラスへと向かった。 秋姉が居る3年生のクラスは、1学年上と言っても階が違うわけではなく俺達2年生クラスのすぐ隣だった。 1学年10人も居ない過疎学校では珍しくもない光景。それが俺達にとっての当たり前の風景だった。 「あれ? 秋姉と夏実」 と、廊下を出てすぐ俺の目に飛び込んできた光景は、俺と同様にホームルームが終わって教室の外に出てきた秋姉と、その腕にしがみ付く夏実の仲睦まじい姿だった。 「あ、春兄~」 「春ちゃん」 二人もこちらに気付いたのか手を振って俺を迎えてくれる。 「二人とも早いな。特に夏実、お前ホームルーム抜け出して来ただろ」 「違うよー! 早く終わっただけだもーん。しつれーしちゃうなー」 「あまり夏ちゃんをからかっちゃダメよ春ちゃん」 「そーだそーだ。秋姉の言う通り」 「二対一で責めるなよなー」 そんな取り留めない会話をしつつ俺達三人が下校しようと廊下を歩いていると、普段見ない中等部の生徒が廊下にポツンと立っているのが見えた。 その生徒は下駄箱に来る生徒達の顔をまじまじと観察し、誰かを探している風に見える。 俺はその中等部の知らない娘を無視して秋姉の練習の為さっさと帰るつもりだったのだが、夏実がその娘の知り合いだったようで声を掛けた。 「あ、小雪ちゃんだ。どうしたの? 誰かと待ち合わせ?」 「いえ、ちょっと……」 小雪と呼ばれたその娘は夏実の問いかけに、何故か罰が悪そうに顔を背けた。 「ふーん。じゃ、私達帰るから。またね小雪ちゃん」 「はい、また明日」 夏実がそう言ったので俺と秋姉はその場を後にし自分の下駄箱に向かった。 それぞれが自分の下駄箱から靴を出して履いている時、秋姉用に用意された椅子に座って上履きと靴を履き替えている秋姉を、小雪と言う娘がジッと見ている。 俺はその様子に何か不穏な物を感じ、敢えて何も声を掛けず秋姉と夏実を連れてさっさと校舎を出たのだった。 いつも通り三人一緒の帰り道。雑談をしながらも俺は先程の怪しい娘の事が気になっていた。 学生服のリボンの色から中学3年である事は分かる。顔も見た事がある顔だ。会話した事は無いが特に変な噂を聞いた事もない、至って普通の生徒だったと思う。 そんな娘が今日あの奇行――ではないが、妙な様子を見せていたのだ。何か裏があるように思えてならない。 俺は周囲に誰も居ない時を見計らって夏実に先程の娘の事を尋ねてみた。 「ところで夏実。さっきの中等部の娘、あの娘知り合いか?」 「え? 外村小雪ちゃんの事?」 俺がそう切り出すと秋姉もピクリと反応し、夏実の言葉に耳を傾けた。 秋姉もさっきの下駄箱での視線に気付いていたんだ。だから何も言わずいつもと同じように学校を出たんだ。 もともと学校の生徒だった事は確実だ。だがもし、あの娘が秋姉と同じだったら……。 「小雪ちゃんとは中等部時代、部活が同じだったから知り合いなんだ。何々? それがどうかしたの?」 「いや、ちょっとな」 「もー、すぐそうやって秘密にするんだからー!」 俺の心配を余所に夏実が俺の背中をポカポカぶってくる。 夏実はさっきの娘――外村小雪の言動に違和感を感じていない。つまり、もともとあんな感じの娘なのか? 隠し事をしていると些細な事に敏感になるものだが、俺の取り越し苦労だったのだろうか。 そうならその方が良いのだが……そんな事を思っていると、秋姉がヴィンターに向けてある問いかけをした。 「ヴィンターさん。さっきの外村小雪と言う娘……何か感じたかしら?」 秋姉がいきなり確信に迫る問いかけをした。 俺も正直ヴィンターに直接聞きたかった。だが今は秋姉の足に入っているし聞き辛かったので避けていたのだが、秋姉はそこを迷わずズバッと聞いたのだ。 秋姉はヴィンターが答えられるように立ち止まり、一休みしている風を装った。 まだ村のみんなには、秋姉の両親にさえ足が動く事は秘密だ。だからヴィンターが答え易いように、そして同時にどこから見られても良いように準備したのだ。 さすが秋姉だと感心した。そして数瞬の後、ヴィンターはその問いに答えた。 「ワカラナイ。ダガアヤシイケハイヲカンジル。オッテノカノウセイガアル」 やはり、と俺は思った。 秋姉の口を借りて語ったヴィンターの言葉は、俺が想像した嫌な予感そのものだったからだ。 ヴィンターのように幽霊タイプのスラヴィアンが、あの外村小雪に取り憑いてヴィンターを匿っている生徒を探していたのだ。 「モシオッテナラキケンダ。ゼッタイニカカワッテハイケナイ」 「どう言う事?」 「ワタシヲカクマッタキミタチハ、シリスギタトシテケサレルカモシレナイ」 「なっ!?」 だが次にヴィンターが語った事は、俺が想像していたよりも遥かに最悪な答えだった。 俺達は知りすぎたから消される。殺されると言ったのだ。そんな簡単に消されたりするものなのか?いや、異世界の常識は分からない。 第一敵は死者の国から来た幽霊だ。命の重さが俺達とは根本的に違うのかもしれない。 俺達三人は背中に冷たいものを感じた。 「ふ、ふざけるなっ! そんな危険な事だとは聞いてなかったぞ!!」 「サワグナ。ミツカルゾ」 ヴィンターに言われ俺は熱くなった頭を辛うじて冷やした。 だが怒りが収まったわけではない。夏実は不安げな顔で俺を見ながら震えている。秋姉も曇った顔つきで俺の服の袖を掴んでくる。 俺だって誰かに縋りたかった。だが無理だ。この状況で俺がシッカリしなくて誰がこの二人を守ると言うのか。 「ミツカラナケレバイイ。タダソレダケノコトダ」 「リスクが大きすぎるぞ。やっぱり俺達を騙すつもりだったのか」 「キセキノタイカナノダ。ソレナリノリスクハトモナウモノダ」 『奇跡の対価』。そう言われ俺は返す言葉を失い言いよどんでしまう。 俺は今まで軽く考えていた。自分達はラッキーだったのだ。棚からぼた餅式に奇跡が起こったと、そう考えていたのだ。 だがそれは大きな間違いだった。 医者も見離した秋姉の足を治す奇跡。その奇跡を手に入れるには危ない橋を渡らなければならなかったのだ。 確かに甘かった。甘かったが……。 「ワタシタチハ、ウンメイキョウドウタイダ。ミツカレバオタガイオワリナノダ。ダカラキョウリョクシアオウ」 「……秋姉の足は絶対治してもらうからな」 「ヤクソクシヨウ」 リスクの説明をしなかったのはヴィンターの策略だろう。 現に、そんなリスクを知っていれば俺達は協力などしなかった。俺達は最初からヴィンターにはめられたのだ。 だが既に最早、俺達は後戻り出来ない状態になっている事も確かだった。 「兎に角、今は戸村小雪にばれない様に自然に行動するしかない。秋姉」 「は、はい」 「ごめん、こんな事になっちゃって……俺……」 あの時、甘い言葉に乗って承諾したのは俺だ。秋姉の足が治るなら、いや、秋姉の足が治って俺の罪が消えるなら、俺は俺の為にみんなを危険に巻き込んだのだ。 無関係の夏実まで巻き添えにして……俺は二人に何と謝って良いか分からなかった。 そんな落ち込む俺の頭を、優しい手がフッと撫でた。 「春ちゃんは私の為を思って言ってくれたのよね? だから私、全然後悔なんてしてないわ」 秋姉の優しさが胸に刺さる。 俺は秋姉が思っているような高潔な人間じゃない。むしろ秋姉の優しさにつけ込んでいるような最低の男なのに、俺はまた何も本当の事を言い出せないのだ。 結局こうして秋姉に頼ってしまった。俺はこの時もまた、何も出来ない無力で卑怯なガキだったのだ。 「し、暫く訓練は止めておいた方が良いよね? それでバレると不味いし」 「そうね。ほとぼりが冷めるまで我慢するわ」 そうだ、夏実の言う通り暫くは秋姉の訓練も控えた方が良い。 しかしこれでは何の為にヴィンターを匿ったのか……俺にはその暫くという時間が、とても長いように感じられた。 「大丈夫よ春ちゃん。今までと同じに生活するだけだもの、お姉ちゃん何でもないわ」 「秋姉……」 俺は秋姉の目を見られないまま、これ以上謝る言葉も見つからず、ただ流れに流されるだけだった。 一週間後、再びテレビ局スタッフが襲われる事件が発生して村はその話題でもちきりになった。 「おい! またテレビクルーが襲われたんだってよ!」 「また生気を吸われて倒れてたんでしょ? 怖いよねー」 「絶対幽霊船の幽霊の仕業だって! 犯人が見つからないのは国の陰謀だよ」 「目撃証言で怪しい少女が目撃されてるんだって」 「何それ、女の子の幽霊って事? お、俺ちょっと吸われてみたいかな。精気」 『サイテー』 俺の2年生クラスでも朝からその話題で活発に議論と言う名の井戸端会議が繰り転げられている。 だが俺はその話に適当に乗りながら、内心では確信を持って犯人像が浮かんでいたのだ。 外村小雪。きっとあの娘に取り憑いた幽霊型スラヴィアンが外村小雪を操って夜な夜な人を襲っているのだ。 こんな辺鄙な村に漂着して姿も現さず何もしないと思いきや、こうして地球人の生気を吸い取っている。ヴィンターの話通り強制労働を強いるような野蛮人達なら不思議はない。 「その内集団下校とかするようになるのかね? 小学校の時みたいにさ」 「え~、かったりーなー。それより警察とテレビ局の人増えてたぜ。テレビに映るチャンスだろ今」 クラスメイトの一人がそう言うと、周りも同調しみんなテレビに映りたいと言い出した。 コレには俺も困った。今はそんな目立つ事したくないし幽霊船に近づきたくもない。だがクラスの空気は瞬く間に『テレビに映りに行こう』と言う流れに変わって行く。 これじゃこの流れに逆らった方が返って怪しくなってしまうじゃないか。 「んじゃ放課後、そっこーで幽霊船の所に直行な」 『おぉーー!』 だが幸いにしてこの流れは俺のクラスだけの話だろう。俺だけで幽霊船に近づく分にはまだ構わない筈だ。 そう思って俺は自分の机に帰った。あれから外村小雪に見られたり尾行されたりと言った事はない。大丈夫、大人しくしていればこのまま逃げ切れる筈だ。俺はそう思っていた。 「何だこりゃぁ……」 放課後、約束通り俺達2年生クラスは幽霊船の前に来ていた。 いや、正確に言おう。俺達学校の生徒達は幽霊船の前に来ていた。高等部の1、2、3年も、中等部も初等部も暇な奴等はみんな来ていた。 「祭りだー!」 「警察もテレビ局も慌ててるぜ」 「さっさとインタビューとかしに来いよ~」 「これ生中継かな? もう撮ってるのかな?」 「どんだけ暇なんだよ俺ら」 百人近い少年少女達が一同に会しているのだから現場は騒がしいなんてものじゃない。 警察官は追い返そうとしても言う事を聞かない学生達の対応に追われ、テレビ局の人達は半ば呆れ顔だ。 「これ地元の恥にならなきゃいいけどな……」 「なんちゃらの恥はかき捨てじゃねーか気にすんな」 俺がクラスメイトとそんな事話していると、俺の所に慌てた様子で夏実が来て言った。 「春兄、秋姉見なかった?」 「いや、見てないけど。て言うか秋姉まで来てるのか? ここ砂浜だぞ」 夏実が言った言葉を俺は俄かには信じられなかった。今の状況で聡明な秋姉がこんな場所に来るとは思えない。第一この砂浜にあの足で踏み入れる訳が無いのだ。 だが俺は自分がここに来た経緯を思い出し冷たい汗を流した。 来てるかもしれない。砂浜の近くまで。 「夏実、砂浜の外だ。秋姉を探すぞ」 「うん、分かった」 そう言って俺と夏実は集団を掻き分けて進み、砂浜の外を眺め探し始めた。ここは既にケータイの圏外だ、肉眼で探すしかない。 秋姉はそれほど歩けない筈だから、まず来た道の方が一番怪しいと思った俺はすぐに来た道を取って返した。 夏実もそれに同調して俺の後をついて来ている。 「多分あそこだ。あの辺の木陰に――!?」 「あっ! 小雪ちゃんが何で?」 そして俺達が見つめる先に丁度良い岩に腰掛ける秋姉と、それに向かって俺達の遥か先を歩く外村小雪が見えた。 この状況は圧倒的に不味い。やはりあの娘に取り憑いたスラヴィアンは秋姉を疑っていたのだ。 秋姉は外村小雪が近づいてくるのを知りながら逃げる事が出来ない。逃げ出せば全てがバレる事になるからだ。 そうだ、落ち着いて考えてみれば、これはまるで誘っているようにも思える状況だ。 向こうは秋姉にヴィンターが居ると確証を持って居ない。持っていれば今までいくらでも闇討ちする機会はあったのだから。 それをして来なかったのは、確証が持てていないから。そして今その確証を得る為に、こうして俺達を誘い出しているのだ。 「待った」 「え? 何?」 俺は歩む足を止めて夏実を制止した。 「ここは秋姉に任せよう。俺達が行ったら返って怪しくてバレる」 「あっ」 そう、これは罠だ。秋姉を使って協力者をあぶり出し、そして秋姉の疑いをも固める敵の罠だ。 俺はそれに気付いたから、集団を抜けるか抜けないかの辺りで思い止まれたのだった。 夏実と見つめる先で、とうとう戸村小雪が秋姉に接触する。遠くからだが何か話しているようだ。 大丈夫。秋姉は頭が良いし俺なんかよりずっとシッカリしている。ボロなんか出さない筈だ。 「秋姉……」 「大丈夫、秋姉なら大丈夫さ」 俺は不安そうに両手を握った夏実の肩に触れ、自分にも言い聞かせるようにそう言った。 じわりじわりと何かが迫ってくる展開だけど裏もまだ取れていない千春の仮定の中であるというのが後にどうなってくるのか期待 -- (名無しさん) 2013-12-29 02 13 34 一体誰が黒い影なのか?ひょっとしたら…と深読みすればするほどただでは終わりそうにないこの騒動は最後まで見届けたい -- (名無しさん) 2014-01-07 23 34 50 異世界や交流特区以外での地球で異種族が関係してくるとどんなことが起こるのか?というモデルケースの様。スラヴィアンが自由度のある種族なので物語として活かしやすいのは分かりますがそれ以上に日常とサスペンスを程よく混ぜ合わせた展開が興味を惹き付けますね。ある程度先が読めると思いつつもそこではないどこかに球が飛んでいくのではないかと次回が楽しみです -- (名無しさん) 2019-05-26 19 58 42 名前 コメント すべてのコメントを見る
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【検索用 さよならはいわないてさ 登録タグ 2023年 CeVIO MIMI YouTubeミリオン達成曲 さ はるお ドライフラワー 可不 曲 曲さ 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:MIMI 作曲:MIMI 編曲:MIMI MIX・マスタリング:はるお(Twitter) イラスト:ドライフラワー(Twitter) 唄:可不 曲紹介 サヨナラは言わないでさ 曲名:『サヨナラは言わないでさ』(さよならはいわないでさ) 歌詞 (動画概要欄より転載) ずっとここで探してる もうこれ以上苦しまない方法を ってこれで何度目かな 疲れたから夜に包まる ごめんなさい僕は強く なれないんだ できれば 明日が来ないように祈る それだけ どうしてもさ 泣いちゃうくらいさ 寂しさの中に溺れてしまう 正直なさ感情ばかりさ 棘のように心を刺すの もう何もさ言わんでくれよ 夜に染まり泳ぐ水平線 嗚呼僕は何も言えない ただそっとかざしている 光のその向こうに あるか分からないけどさ 愛を知ってみたいんだ 少しだけ生きていたい って思えるまで今日だけ サヨナラは言わないでさ 吸ってはいてそれだけで良い そうやっては何回目 ここでそろそろ終わりにしようって思う くらいの人生に 価値をつける 誰が 誰が? ねぇ、変わらず雨降った 心に傘を差そう 濡れぬ様に いつの間にか今日が晴れる時まで 辛いくらいさ当たり前になってさ 何も分からなくなったせいで 温もりとかさ優しさにさ ありがとう言えずに涙だけ こんな世界で弱くてごめんね それでも抱きしめられるのなら 最後くらい笑えるように 教えてよ上手な歩き方 みんなとおんなじ歩き方 独りでつまづいた時の その傷口の治し方 言えないことばかりで 分かってくれるのは夜だけで だから今日が明けないでって 願っている それだけだよ そっとかざしている 光のその向こうに あるか分からないけどさ 愛を知ってみたいんだ 少しだけ生きていたい って思えるまで今日だけ サヨナラは言わないでさ 吸ってはいてそれだけで良い コメント 泣きたくなる神曲 -- しゅか (2023-12-10 20 38 09) 伸びろ!伸びろっっ -- さあ (2024-05-10 18 03 19) まじ知らないの損よ -- こぐま (2024-05-16 18 01 17) MIMIさんは可不の使い方がうますぎる -- 張 (2024-05-19 10 06 39) 名前 コメント
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玄「それじゃ京太郎くん、こっちが京太郎くんのお布団です」 京太郎「ほうほう…隣の、それは?」 玄「これは私のお布団なのです!」ムフー! 京太郎「おいしょっと」 玄「し、仕舞わないでよぉ!」 ――深夜―― 玄「うー…おトイレ…」モゾモゾ 玄「きょーたろくーん…あけてー」コンコン 京太郎「玄さん? こんな時間にどうしたんです?」 玄「おトイレかしてー…」 京太郎「なんで部屋に来るんだよ!」 京太郎「ちょっ、なに脱ごうとしてんすか! ああもうこっち来て! 早く入って、ほら!」 玄「うー、ぬがしてー…」 京太郎「誰がするか!」 玄「ありがとー…おやすみぃ…」ポフッ 京太郎「人の布団で寝やがった…ったく、しょーがないな」 京太郎「…椅子で寝るか」 玄「……」ムクッ 玄「きょーたろーくん? ここでねてたら、からだ、いたくなるよ…」モゾモゾ 玄「えへへぇ…となり、座れないから、きょーたろーくんに座るね」 玄「あったかぁい…からだ、おっきいねぇ…んぅ」 チュン…チュンチュン… 玄「ふぁぅ…んんん…むにゃ」 京太郎「重っ! つーか身体いてえよ!」
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和「明日までに進路調査表だしてねみんな」 「あ、真鍋さーんこれお願い」 和「園芸部の部費申請ね。わかったわ」 「和ちゃんこれもよろしくぅ」 和「ええ」 唯「むぅ」 律「幼なじみをまじまじと眺めてどうかしたか? 唯」 唯「りっちゃん。和ちゃんってさ……何か弱点ないのかな?」 律「わたしに言うなよ!」 紬「幼なじみの唯ちゃんでも知らないの?」 唯「可愛いとこならいっぱい知ってるけど……弱点は知らないのです」 澪「二年の時同じクラスだったけど…確かに弱点というか欠点がないよな、和は」 唯「澪ちゃんなら怖いもの。律ちゃんはちまちましたもの。ムギちゃんは……?」 紬「太りやすい…かしら」 唯「そしてわたしは一つのこと以外の集中力……他色々」 律「ああ、ちゃんと自覚してるのか」 唯「人はどこかに弱点を持ってるものなんだよ!! なのに……」 澪「和の場合それがないって?」 律「ま~生徒会長だし、成績優秀、運動神経もいい。完璧と言えば完璧だな」 唯「と言うわけで和ちゃんの弱点を探しましょう!」 澪「なんでそうなる」 和「何やってるの? 次移動教室よ」 律「今和の話してたんだよ。な、唯」 唯「くぅ~移動教室をみんなに訴える和ちゃん健気っ」 和「何言ってるのよ……」 澪「あ~気にしない方がいいと思うよ。いつものことだか」 紬「和ちゃんの弱点ってなあに?」 律澪「(直球だーッ!)」 和「えっ? 弱点?」 律「唯がさ、和は完璧で弱点がない~って喚いてるんだよ」 和「そんなことないわよ。ほら、私目とか凄く悪くて眼鏡がないと前が見えないぐらいだし」 澪「ああ、そう言われたらそうだった」 律「和の弱点見つけて良かったな、唯」 唯「……」 澪「唯?」 唯「違うんだよ…りっちゃん」 律「なに…?」 唯「それを補って有り余るものがあるよね……!」 律「はっ!!! 眼鏡か!!!」 和「えっ」 澪「た、確かに眼鏡は和の魅力を更に引き出してる…」 律「眼鏡と言えば和! 和と言えば和……。」 紬「生徒会長で眼鏡さんなんて理想の生徒会長図よね」 和「ちょっと…みんなまでからかわないでよ///」 澪「いつもは凛々しいのにこうやってたまに照れる姿が……!」 紬「いいわ……ッ!」 和「二人ともちょっと落ち着いて!」 唯「つまり和ちゃんに弱点はないんだよ!!!」テレッテッテッテテレレレ~ 律「まさにキングオブ完璧……」 澪「これは確かに認めざるを得ないな」 紬「そうね~」 和「もう……。わかったからそろそろ移動しないと間に合わ(ry」 唯「こんな時でもちゃんと私達が遅刻しないように気遣ってくれるその優しいさプライスレスだよ和ちゃんっ!」ビシッ 和「もう好きにして……」 ──生徒会室── 和「はあ……」 「どうしたんですか会長?」 和「……。ねぇ、私ってそんな完璧そうに見えるのかしら?」 「見えます見えます! この学校で一番誰が完璧に見えるか? ってアンケート取ったらまず和さんとさわ子先生の1.2フィニッシュですよ!」 和「……そう。……はあ」 「あれ? 嫌でした?」 和「そんなことないわ。そんなことないけれど……はあ」 「気苦労が絶えませんね生徒会長は」 和「ほんとにね…」 「そんなに完璧に見られるのが嫌なら秋山先輩みたいに壇上でパン(ry」 和「やるわけないでしょっ!!!!!」 ──帰り道── 和「……あんまり気にしない方がいいわね、こういうことは。普段通りにしよう」 唯「あっ! 和ちゃーん!」 和「あら、唯。今部活の帰り?」 唯「うんっ! みんなも一緒だよ~」 律「おっすぅ」 澪「生徒会の仕事お疲れ様、和」 和「ありがとう澪。あなた達もお疲れ様」 律「わたしにもお疲れ様くれよみ~お~」 澪「ならもうちょっと練習しようなり~つ~?」 梓「今日もほとんど練習してないじゃないですか!」 律「そうだったっけ?」 澪梓「そう(だ!(です!」 梓「全く…和先輩を見習って欲しいです」 和「……」 律「わたしは和みたいに完璧に出来てないもーん」 和「!?」 澪「律! そんな言い方……」 和「完璧……ね」 紬「ごめんなさい和ちゃん。りっちゃんもそんなつもりで言ったんじゃないと思うから」 澪「ほ~ら、律、謝れよ」 律「……」 澪「律!!」 唯「二人とも喧嘩は良くないよぉ…」 和「ごめんなさい…私のせいでこんな空気にしちゃって…」 律「……ぷ、ぷははっ! ほら! 言っただろ? 和は完璧だって」 和「えっ」 梓「絶対怒ると思ってました…」 唯「和ちゃんは優しいんだよぉ」 澪「ごめんな、試すようなことしちゃって。律がどうしてもって言うから…」 紬「一芝居したの。ごめんね和ちゃん」 和「もう……みんなしてからかうなんて酷いわね」 律「ごめんな、和。もうしないから。それにしても完璧だな~和は」 梓「ほんとに完璧なんですね」 澪「ああ。和は完璧なんだ」 紬「完璧さんね」 唯「さすが和ちゃんだよ!」 和「……完璧」 って……何かしら。 私はただ苦手なことは克服するようにしてきただけなのに。 いや、普通完璧と言われたら喜ぶべきところなのだろう。けど……今はそれが酷くつまらない気がした。 和「私、そろそろ帰るわね。みんな遅くならないようにするのよ」 律「ハーイ」 和「……ッ!」 唯「和ちゃん……?」 和「な、なんでもないわ。じゃあね、唯」 唯「あ…っ! ちょっと待って!」 和「ん?」 唯「今度の日曜日みんなで隣町に買い物しに行くんだけど和ちゃんも来ない?」 和「えっ、いいのかしら?」 澪「何言ってるんだよ和。いいに決まってるだろ」 梓「はい。勿論です」 紬「人数が多い方がきっと楽しいわ」 唯「ね! いこっ! 和ちゃん!」 和「みんながそう言うなら……」 唯「じゃあ決まり! 今度の日曜日駅前に集合だから!」 和「ええ、わかったわ」 律「自転車で行くから忘れずに乗ってこいよ~。って言うまでもなかったか」 澪「そうそう。和がそんな忘れ物なんてするわけ…」 和「」ガタガタガタガタ 澪「えぇっ!!?」 和「だ、だ、大丈夫よ。辞典車ね、わかったわ」 律「なんか発音違ったけどほんとに大丈夫か?」 紬「和ちゃん凄い汗よ?」 ハンカチで顔を拭ってくれる紬に不気味な笑みを浮かべながら礼を言う和。 和「じゃ、じゃあ私生徒会室行くわね」 澪「えっ、帰るんじゃないの?」 明後日の方向に歩き出した和、しかし、 ドサッ── 梓「あっ、和先輩お財布落としましたよ!」 和「あ、危ない危ない。ありがとう梓ちゃん。じゃあこれ届けて来るわね」 律「どこにだよ」 しばらく動揺を隠しきれない、と言った感じで右往左往する和をみんなで見守った後、和は無事帰って行った。 律「……見たか?」 澪「ああ……」 紬「ええ……」 梓「はい……」 唯「うん……。あんなに動揺する和ちゃん初めて見たよ」 律「一体何が彼女をそうさせたのか……何か思い当たる節あるか?」 澪「う~ん…あったかな…」 梓「……もしかして自転車がキーワードじゃないですか?」 律「……」 澪「……」 律澪「まさかぁ~」 梓「ですよね~」 紬「でもあの汗のかきかた…尋常じゃなかったわ」 律「……ってことはなんだ。和が……自転車に乗れない……とか?」 澪「あはは! 面白いこと言うなあ律は! このこのぉ~」 律「やめろよ~」 梓「ありえませんよそんなこと。唯先輩じゃないんですから」 唯「あずにゃん!? わたし自転車乗れるよ!?」 梓「……えっ!!!?」 唯「乗れないと思われてたんだ!!? 凄い心外だよあずにゃん!!!」 紬「私達はとんでもないものを見てしまったのかもしれないわね……(それにしても動揺する和ちゃん可愛かった……)」 律「で、唯。和は自転車乗れないのか?」 唯「……そう言えば乗ってるの見たことないよ! 中学も高校も徒歩通学だったし」 梓「謎は深まるばかりですね……」 澪「ちょっとみんな待って! 今誰の話をしてると思ってるんだ? 和だぞ? 生徒会長で人望もあってみんなの人気者の和だぞ?!」 律「そ、そうだった! 和は完璧だったな!」 梓「唯先輩が生徒会長になるぐらいありえないです」 唯「今日のあずにゃんクール……」 紬「自転車に乗れないならそれはそれで…」 澪「きっと録画し忘れたのを思い出したとかだよ! そうに決まってる!」 律「何録ろうとしたのかすっごい気になるっ!」 律「まあ日曜日になったらわかるしな」 澪「そうだな」 梓「きっと杞憂ですよ」 紬「どっちでもどんとこいね」 唯「和ちゃん……」 今は居ぬ友を思い空に思いを馳せる唯……。 その友はというと……。 ──── 和「」ガタガタガタガタ 部屋で震えていた。 和「じ、じ、自転車で行かなくても良くないかしら? えっ、理由? え……今日は徒歩の気分なのよ!!! 苦しいわね……」 言い訳を考えていた。 和「どうしよう……」 和「自転車に乗れないなんて言えないわ…」 和「こんな歳にもなって自転車に乗れないって……」 和「どうなってるのよ真鍋和……」 普通の人間ならここで袋小路、行けど悩めどで日が暮れると言った具合だろうが真鍋和は違った。完璧故のプライド、と言ったところだろうか。 和「日曜日まで後5日……」 動く─── 和「練習よ!」 しかしそれは偽りの奮起……。 そんなもの……乗って5秒で吹き飛ぶっ……! 自転車はな、甘くないんだ……。 と、誰かが言った気がした。 和母「和~。ちょっとお醤油買ってきてくれない?」 和「うんわかった(肩慣らし(ファーストミッション)にはちょうどいいわね)」 ──庭── 庭に止めたまま埃を被っている自転車を引っ張り出す。 和「中学の時以来かしら……」 懐かしむように撫でる。 和「後にも先にも……諦めたのはこれだけね…きっと」 和「うん。問題なさそう」 和「よいしょ……」 サドルを跨ぎ、ハンドルを握り締める。 その頭には白いヘルメット。しっかり顎紐も止めて完全装着といった様子。 和「行くわよ……」 これからまるで合戦に行くかのような面ごちでゆっくりとペダルに足を置き──── ライドオン──── 和「あっ」 と思うのもつかの間、バランスが取れない。 これじゃコケてしまうと思った和は本能で漕ぎを選択、その推力で機体を立て直す作戦をとった。 ぐんっ── 和「ふあっ」 ペダルを力強く踏みつける。車体が進むと同時に和の体も風を切った。 和「私……乗れて……」 フラフラ…… 和「あ」 ガタガタガタッ! 和「あららら」 ガタガタガタガタッ!!!! 和「あららららららら」 ドシャーン……。 なかった。 無惨にも転倒し、自転車のタイヤは虚しく空転している。 「大丈夫ですか!? お怪我ないですか?」 和「あ、ありがとうございます。あれっ、眼鏡……」 「はい、これ」 和「あ、どうも」 装着(スチャ 和「って憂いいいいいいいいいいいいいい」 憂「ふふ。こんばんは和ちゃん」 和「ほ、ほんとに憂なの!?」さわさわ 憂「憂だよぉ~」 顔の造型を確かめるかのように憂のほっぺたを触ったりつついたりする和。 和「唯じゃなくて良かったわ……」 心底安心したと言った感じで息を吐く、 和「やっぱりどっちも駄目っ!」 ブンブンと首を振り否定。どっちも嫌だったようです。 和「憂……このことは……」 憂「誰にも言わないよ! だから安心して和ちゃん」 和「憂……!」 きっと和から見た憂ビジョンには、後ろから後光が射してるに違いない。 カラカラカラ── 憂「和ちゃん自転車乗れなかったんだ。初めて知ったよ~」 和「そうなのよ……高校生にもなって自転車に乗れないなんて……全世界で私だけよね……」 夕日を背に、一人は買い物バック持ち、一人は自転車を押しながら対になって歩いている。 憂「……そんなことないよ」 和「ありがとう、憂。そうやって慰めてくれるのは憂だけよ。きっと律だったら……考えるだけで怖いわね」 憂「慰めてなんか……」 和「?」 和「はあ……どうしようもないわね私。ごめんね憂。こんな悩み打ち明けられたところでどうしようもないわよね……」 憂「…自転車に乗れないってそんなにいけないことなのかな?」 和「いけない……ことはないと思うけど。やっぱり恥ずかしいじゃない……高校生にもなって自転車に乗れないだなんて。きっと笑われるわ……世界で和だけだって……」 憂「ッ!! ……。……!」 憂「和ちゃん、ちょっと自転車貸してくれない?」 和「ええ、いいけど……」 憂はそう言うと買い物バックをカゴに入れ、和の自転車に跨がる。 和「憂、ヘルメットつける?」 憂「ううん、いいよ……」 和「よね……。ヘルメットなんてコケない人にはいらないわよね……」 憂「上手く転けるからっ!」 和「えっ」 そう言うと憂は両足で地面を蹴り車体に体を預けた。 2
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いつかの夢、またねの約束。/ TAKU1175 ft. 駄々子 「The 5th KAC オリジナル楽曲コンテスト?」の採用曲。 SOUND VOLTEX IIIのエンディングテーマも兼ねている。 作詞において花ノ下連歌で採用のKACのギタドラで優勝経験のあるPICOLTEXが関わっている。 MISSIONのEpisode 24 いつかの夢をクリアすると#Endrollと共にプレイ可能。 Lv CHAIN 譜面属性 BPM TIME Version Genre Illustrator Effect NOVICE 04 0748 180 III80 FLOOR 蒼弐III レイシスIII グレイス-やっと、やっと- ユカリ☆chan ADVANCED 10 1195 蒼弐III レイシスIII グレイス-やっとって、何よ- EXHAUST 14 1381 蒼弐III レイシスIII グレイス-いつまでも一緒デス…- Lv変更[EXH] 13→14(2016/12/21) +難易度投票 NOVICE 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 ADVANCED 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 EXHAUST 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 0 逆詐称 0 攻略・解説 譜面・楽曲の攻略についてはこちらへどうぞ 見辛さ解消の為に改行や文頭の編集、不適切なコメントを削除することがあります 名前 コメント ※文頭に[ bgcolor(#aaf){NOV}]、[ bgcolor(#ffa){ADV}]、[ bgcolor(#faa){EXH}]をコピー ペーストすると見やすくなります コメント 楽曲やイラストなどのコメントについてはこちらへどうぞ 作詞をした人とボーカルの人が結婚したってさ -- (名無しさん) 2016-11-18 00 27 14 おめでとー -- (名無しさん) 2016-11-18 00 28 24 名前 コメント すべてのコメントを見る